現代も歌い継がれるゴスペルの代表曲とは

ゴスペルは、アフリカからアメリカに連れてこられた黒人奴隷が教会で歌い始めたのを起源とした音楽です。ゴスペルはアメリカでも歌い継がれているだけでなく、最近は日本でも人気が出ています。グループで歌う一体感や、全身を使うため健康的というイメージが広がっているようです。とくにクリスマスのシーズンには、ゴスペルの合唱発表もさかんに行われるようになってきました。ゴスペルの美しい音色は、クリスマスのムードにもぴったりです。そんなゴスペルの代表曲をいくつかご紹介します。まず、世界的に知られているゴスペルの代表曲が「Joy to the world」ではないでしょうか。日本でもクリスマスシーズンによく歌われるため、ご存知の方も多いかもしれません。この「Joy to the world」は、アメリカのロックバンドが演奏したことで、全米年間チャート1位を獲得したこともあり、世間でも広く知られるようになりました。もうひとつ、ゴスペルの代表曲をあげるとすれば「ジョイフルジョイフル」があげられるのではないでしょうか。この歌は、映画「天使にラブソングを2」でも使用されたため、世界的に知られるようになりました。もともとは、ベートーベンの交響曲に歌詞をつけた賛美歌のひとつです。この曲は、映画「天使にラブソングを2」の公開によって、賛美歌としてよりもゴスペルソングとして知られるようになりました。そして、もうひとつゴスペルの代表曲ともいえるのが「Oh Lord, Stand By Me」でしょうか。この歌は、ゴスペルミュージックの大御所、リチャード・スモールウッドが作曲した曲です。リチャード・スモールウッドは数々のゴスペルミュージックを世に送り出し、ゴスペルの殿堂入りを果たしたほどの音楽家です。この曲では、「恐れるな。わたしはあなたとともにいる」という旧約聖書「イザヤ書」の有名な一節が引用されているのが印象的です。

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