小学生のときに出会ったゴスペルの歴史ではじめて感動をもらった

はじめてゴスペルに出会ったの私が小学4年生の時でした。両親がクリスチャンの家庭で育ったので仏教より馴染みがあり、日曜日は教会で賛美歌を歌うのが好きな子供時代をすごしていました。教会ではゴスペルというものは無かったので、学校の音楽の授業でゴスペルの歴史を知ったときはじめて人間の恐ろしさや残虐さ、前を向いて立ち向かう明るさを知って、子供ながら衝撃を受けたのを覚えています。また、この頃人気だった映画『天使にラブソングを』を授業で見たとき、こんなに楽しそうで明るい賛美歌を歌いたいと心をわくわくさせていたのも覚えています。この映画中のゴスペルナンバーの『オー・ハッピー・デイ』がとっても印象的で、日本でもゴスペルブームに火をつけたと言われています。この映画だけではありませんが、はじめて出会ったゴスペルはとってもハッピーな音楽で歌の上手さに鳥肌がたったのをわすれられません。そのあとは教会に行って、クリスマスにゴスペルを歌いたいとリクエストしました。先生や教会に来ている友達と練習を重ねているとある日、本物のゴスペルの外国人先生が教会に来てくださいました。その方も牧師先生だったのですが、とても陽気な方でした。ゴスペルをおそわる前に、まずもう一度ゴスペルの歴史を学びました。自分たちの言葉、宗教を剥奪され苦しい中、救いを与えるゴスペル(福音)と出会いキリスト教への改宗を経て、神に独自の賛美を捧げるようになったと言われています。ただ明るい楽しい歌ではなく、背景には苦しい、辛い事があって生まれた音楽だと改めて知りました。当時はリズム・アンド・ブルースに影響を受けたゴスペルグループは十分な楽器もなく、アカペラだったと知りました。そのあとは色々進化をしながら世界中に広まり音楽のジャンルも増えていきます。先生はレイ・チャールズの曲が好きで、たくさん歌って教えてくれました。私の父や母も好きだと言っていたのを思い出し、CDを借りては何回も聞いて、体が踊りだすリズムや陽気さにハマって学校でもゴスペルクラブに入っていたほどです。ピアノと歌だけの場合、歌だけの場合もありますが、いろんな人とハモれる事も面白さの一つかもしれません。声だけでこんなにも楽器がたくさんあるような迫力のある演奏ができるのです。日本でもゴスペルは人気がありますが教会だけでなく、もっともっといろんな人に聞いて感動して歌ってほしいです。歌うことはほんとに気持ちいいです。

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