ゴスペルで有名な映画と言えば「天使にラブソングを」

日本でゴスペルと言っても中々一般の人がコンサートを見る機会はなく、どんなものかというイメージが湧きにくいものです。
そんな人の為に、ゴスペルを題材にした映画があります。
世界的に最も有名なのが「天使にラブソングを」という映画で、レンタルDVDにも必ず置いてあり、不動の人気を保っています。
ネタバレになりますが、ストーリーは主人公の売れないクラブ歌手であるデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が、殺人現場を目撃してしまったところから始まります。
重要参考人の為に裁判当日まで安全に身を寄せる場所として、修道院が選ばれるのです。
その修道院内には合唱隊があり、上品な讃美歌を歌っていましたが、皆声が出なくてどうにも覇気のない人達ばかりでした。
破天荒な性格のデロリスは、讃美歌隊を徹底的に指導してポップス調のゴスペル隊に変身させるのです。
教会の神聖なミサの後に静かな讃美歌が流れた後、急に曲がアップテンポに変わり、合唱隊が手拍子を取りながら身体を揺らして伸び伸びと歌い始めるシーンは鳥ハダものです。
上品な讃美歌も素晴らしいけれど、身体でリズムを取って楽しそうな表情で歌うシスター達の生き生きとした表情が魅力的で、日本ではこの映画をきっかけにゴスペルを知ったという人も多いのです。
実はこの映画には続編があり、「天使にラブソングを2」は前作よりも評価が高いと言われています。
こちらも同じ様にゴスペルを題材としていますので、2作共合わせて観る人が多くなります。
映画の中で使用されている曲はゴスペルとしてだけではなく、ソウル歌手などが歌ってヒットした曲が多く、耳にしたことのある人も多くいるでしょう。
中でも「I Will Follow Him」「Joyful,joyful」「Oh Happy Day」は日本でもお馴染みの曲です。
ゴスペルに興味を持っている人、今からゴスペルを始めてみたいけれど、どの様に歌ったら良いのか分からないという人は、是非参考にしてみると良いでしょう。

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