誰もが一度は絶対聴いている3つのゴスペルで有名な曲

日本でも多くのゴスペル教室やキリスト教会がありますが、ゴスペルを聴いたことがないという方は多いと思います。

ですが、意外とテレビや映画でチラッとだけでも聴いたことがあるはずです。

ここでは、ゴスペルに馴染みがない方でも一度は聴いたことがある有名な曲を3つ紹介します。

「Oh Happy Day」

これは有名なゴスペルソングで、映画「天使にラブソングを2」の劇中歌でもあります。

明るく元気に「Oh Happy Day」と歌う気持ちのいい曲です。

元は18世紀の賛美歌で、かなり宗教的な歌詞です。

エドウィン・ホーキンスが編曲し、1967年にリリース。全米で最高4位というヒットとなりました。

「Amazing Grace」

「アメージーン、グレース」という歌いだしとゆったりとしていながらも壮大で心洗われる美しいメロディはテレビで聴いた方も多いと思います。

1722年にイギリス人牧師のジョン・ニュートンが作詞したキリスト教の賛美歌です。

作曲者は不明です。

日本語では「素晴らしき恩寵」と訳されることがあります。

ジョン・ニュートンは牧師になる前に黒人を売買する奴隷貿易で富を築いていましたが、ある時、嵐により乗っていた船が転覆しそうになりました。

船倉の穴から水が流入してきていましたが、貨物が穴に挟まり、水の流入が止まり、事なきを得ました。

この経験により、キリスト教の教えに目覚め、次第に黒人奴隷に対し同情をするようになりました。

牧師になった後、奴隷貿易に従事した経験を悔い、このような自分にも救いを下さる神に感謝をする気持ちを表し、作詞したのだそうです。

人は大小関わらず、罪とはいえないまでも悔いはあるため、共感を呼ぶのか多くの人が歌詞を読み、感動をしています。

「Power To The People」

1971年に発表されたジョン・レノンの楽曲です。心の奥からエネルギーが湧き出るような力強い音楽です。

テーマは革命というメッセージ性の高い曲ですが、テレビ番組のオープニングソングとして使われたこともあり、知ってる方も多いのでは?

本来はゴスペルソングではないですが、今ではゴスペルソングとして歌われることも多いです。

ゴスペルは黒人奴隷たちが厳しい暮らしの中で明日へのエネルギーを得たり、自分たちを慰めるために歌ったのが始まりです。そのため、シンプルな歌詞や訴えるような力強い曲調がゴスペルと相性が良かったのでしょう。

どの曲もテレビや映画で流れたことがあるので、ゴスペルなんて分からないという方も一度は耳にしたことがあるはずです。

ここではかなりメジャーな曲ばかりをあげましたが、この他にも単なる洋楽だと思っていたら、実はゴスペルソングだったというものもあります。

近年ではテレビや映画の他にも学校の合唱でも歌われることもあり、馴染みがなくとも私たちの生活にかなり身近なものとなっています。

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