ゴスペルは今では有名になっているので名前を聞いた事がある人はたくさんいると思います。しかし、名前を聞いた事があっても実際にどのような意味があるのかやその歴史まで知らない人がほとんどではないでしょうか。では、ゴスペルとはどういうものなのかやその意味を紹介していきたいと思います。ゴスペルの意味はGod Spell(神の言葉)Good Spell(良い知らせ)が変化したものとされています。日本語では福音(良い知らせ)と訳されています。
ゴスペルの歴史は古く今から17世紀にさかのぼります。17世紀に奴隷としてアメリカ大陸へ連行されたアフリカ人が自由を剥奪され苦しみの中で生活するなかでキリスト教を通じて救いを与える福音と出会い、神に彼らの賛美をささげるようになったところから始まりました。このときに歌われたのがゴスペルの源流となる黒人霊歌です。そして、口承で徐々に広まっていきついに「黒人霊歌」などが楽譜に残されるようになり1つの音楽ジャンルとして世界に広まって今に至ります。
ゴスペルとは19世紀に大衆伝道集会で唄われるようになった賛美歌から発生したものです。福音のために始まったものですが、黒人霊歌の影響を受けて20世紀からは多くの賛美歌集に収録されてきました。伝道集会、日曜学校、クリスチャンキャンプなどを通じてたくさんの人々に愛され今現代にいたっています。
そして、日本でゴスペルが有名になったのは1992年「天使にラブ・ソングを」という映画がきっかけです。黒人協会で聖歌隊が歌うシーンは多くの人が感銘をうけました。
このようにゴスペルはかなり前から存在していました。もともとは黒人奴隷が神にささげるため作られたため、どこか悲しげな旋律になっているのだと思います。それを聞いた人々がその歌に感動し徐々に口で広まって言ったのでしょう。素敵な歌ですが、どこか悲しいイメージがついたのではないでしょうか。ゴスペルは日本でも広まっているので興味がある人は是非、ゴスペルにチャレンジしてみてください。