ゴスペルと合唱って何が違うのでしょうか?歌っている姿を見ると、とても似ているような感じがするかもしれませんが、ゴスペルは音楽のジャンルであり、合唱は歌い方のジャンルという捉え方が適切で、本来は比較する次元が違うという言い方ができると思います。というのも、よくあるゴスペルを歌う光景が複数人だから、合唱と何が違うのか?という疑問を持つかもしれませんが、ゴスペルは合唱の形態をよくとるというだけで、合唱とゴスペルは概念の次元がちょっと違うのです。あと、合唱というのは通常、パートに分かれて複数人が歌うということを意味していると思われますが、ゴスペルにはそういった合唱のようなパートがたいてい存在していると思われますから、それも結局合唱とゴスペルの概念を混同する形になったのかもしれません。ゴスペルは基本的には合唱をしていくスタイルになりますから、合唱と同じような捉え方をする人がいますけど、合唱経験者がゴスペルを始めていきなりスムーズに歌えるか?というと、それもまた難しいと思います。合唱部に入っていた人や合唱コンクールとかで歌った人は多くいると思います。しかし、そういった経験がゴスペルにおいて役に立つ度合いはあまり多くないかもしれないです。ゴスペルは合唱をするという部分に加えて、さらに別の要素も必要ですから。合唱にプラスを加えたのがゴスペルという言い方もできるかと思います。合唱は、本来は歌うことのみですが、ゴスペルは歌いながらもリズムに乗って手拍子などを加えて、ノリを加えていく部分もあることから、そういった雰囲気に慣れていないと、ゴスペルの歌い方にはついていけない可能性があります。普段から本当の意味での合唱しか経験していないと、こういったノリに上手く乗っていけないでしょうし、雰囲気に馴染めない可能性もあるでしょう。そういう意味でも、実は合唱とゴスペルは同じものではない、似て非なるものという言い方ができるのではないでしょうか?