ゴスペルを習ってみたいけれど、前に踏み出せない人がいたら、少し私のお話を聞いてください。
私は幼い頃から音楽が大好きです。
両親の運転する車に乗ってお出かけするときには、車内にJ-POPが流れていて、家に帰れば祖父母が歌謡曲のCDを流していて、いつでも音楽が身近にありました。
中学生の頃、バンド活動に憧れて楽器をやってみましたが、手先の不器用な私は、すぐに諦めてしまいました。
大人になってからも音楽をやってみたい気持ちはありました。でも、学生時代に挑戦して向いていないとわかっていました。
そんなとき、ある映画を観ました。それが「天使にラブ・ソングを…」です。
ゴスペルが好きな人はもちろん、映画が好きな人は多くの人が観たことがある映画ではないでしょうか。
私はこの映画をきっかけに音楽に対する情熱を再び燃やすことができたのです。
そして、「楽器がダメでも歌がある!」と、ゴスペルを習い始めました。
初めてのことに挑戦するときは、いつも不安でいっぱいです。
「ゴスペルを歌いたいけど、たいして歌が上手じゃない。」
「英語がわからない。」
「みんなで歌うのに自分が足を引っ張ったらどうしよう。」
大丈夫です。なにも心配ありません。
リズムがとれなくても、音程がずれていても、それは後からどんどん修正されていきます。ゴスペルに大切なのは「気持ち」だけです。
声が大きく出せなくても、英語がわからなくても平気です。
「みんなで歌える一体感が好き!」
「よくわからないけど、このメロディーやノリが好き!」
きっかけはそういうことでいいと思います。
ゴスペルを歌っている人たちの表情を見たことがありますか。みんな良い表情をして、楽しそうに歌っていますよね。それにつられて見ている自分まで笑顔になってしまうことはありませんか。
やってみたい、興味がある人は、ぜひゴスペルを習ってみてください。
いつか自分が楽しそうに歌っている姿を見て、悩んでいる誰かの背中を優しく押すことが出来るかもしれません。
迷える気持ちも優しさも、どんな気持ちも包んでくれるのが、ゴスペルです。