ゴスペルというと外国語で歌われているというイメージが強いのではないでしょうか?日本人にとってはゴスペルは外国語で聴く機会しかないと思うので、日本語のものは聞き慣れていないというのもあるかもしれません。しかし、あまり聴かないかもしれませんが、日本語によるゴスペルの演奏というのは、一部で行われています。日本人シンガーによる日本語のゴスペルになることもありますし、稀ではありますけど、日本語のゴスペルが皆無というわけではないのです。実際、外国で行われているコンサートでは、日本人歌手によるゴスペルの演奏があります。日本人相手ではなくて、言葉が通じない外国人相手に日本語でのゴスペルを演奏しているという光景は、非常に珍しいものでもあるかもしれませんが、そういった状況でも外国人は熱狂しているシーンも多く、ゴスペルには言葉の壁は関係ないのではないか?と思わせるほどなのです。しかし、よく考えてみれば日本人が外国人の歌うゴスペルを聴くときも外国語になるわけですから、状況は一緒のはずです。そういった状況でも日本人が熱狂できるのであれば、外国人が日本語のゴスペルを聴いても同様に熱狂して、楽しめるというのはおかしいことです。そういう言葉や国を越えたつながりを見せるのが音楽であり、ゴスペルになるのではないでしょうか?日本語の曲の場合には、誰もが知っている有名な日本の曲をゴスペルとして演奏することがあります。J-POPなどで有名な曲を使って、ゴスペルにアレンジして歌うので、そういったものはゴスペルに親しみがなくても楽しめる要素を持っていると思います。日本語であれば、日本の曲であれば、日本人にとっては非常に馴染みがあるものでしょうし、そういった演奏のスタイルは現在ではあまり多くありませんが、そういったスタイルの演奏が増えていけば、益々ゴスペルに興味や関心を持つ人が増えて、より音楽のジャンルとして国内においてもメジャーになっていくかもしれません。